■科学的根拠を重視します■
HSIでは、科学的アプローチによる製品発掘方法をEBR(Evidence Based Research)と定義しています。言い換えると科学的根拠に基づいた調査です。
EBM(Evidence Based Medicine)「科学的根拠に基づいた医療」という言葉がありますが、HSIでは、同様に、科学的根拠を重視します。
<具体的な方法>
HSIでは、市場に発売されている製品について以下の科学的アプローチを行います。(実験過程・実験結果、選考過程についてはHPに出来るだけ掲載します。)
A.対象製品の効果を調べるために、薬の効果検証(下記、参照)と同様に、以下の方法を用いて実際に実験、効果を検証します。
- 効果を必要としている実験参加者を集めます。
- 実験参加者に対して、アンケート(リッカート法、SD法)によって対象製品の摂取前の状態を把握します。
3)実験参加者に一定期間(数週間~数カ月)摂取して頂きます。
4)一定期間内に、複数回、アンケートを行います。
5)アンケート結果を分析して効果を判定します。
*アンケートは、リッカート法、SD法を用い、評価尺度は5~7段階評価またはVAS法を採用します。効果判定にはイメージプロフィールを参考とし、統計的検定(2標本t検定)等を用います。
B.効果が明らかな製品については、原材料、製造方法について徹底的に調査し、調査結果に基づいて、推薦商品を選定します。
推薦商製品として告知する場合は、汎用性、原価の低減化等を考慮して、製造メーカーと協議して自社ブランド化も検討します。
<参考>新薬の効果判定について
新薬の効果を確かめるためには、臨床試験が必要です。具体的な方法は下記のとおりです。
1)臨床試験に参加する実験参加者を集める。
2)参加者をランダムに二つに分けます。
3)片方のグループには新薬、もう片方には偽薬(例えば、小麦粉)を与えます。4)二つのグループの効果に違いがあるかどうか判定します。
判定は統計学によって行われます。判定には間違いが付きものですのでどの位の精度があればいいかが問題となりますが、現在では95%以上の精度が求められます。すなわち100回判定して95回以上合っていればいいという位の精度です。
これを統計学では統計的検定と言います。
図示すると下記のとおりです。